仮想通貨に興味があるものの、「未成年でも始められるのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、未成年でも仮想通貨の取引は可能です。ただし、年齢によって利用できる取引所や条件が大きく異なります。
この記事では、未成年が仮想通貨を始める条件や方法、注意点までわかりやすく解説します。
未成年でも仮想通貨はできる?【結論】

未成年でも仮想通貨の取引は可能ですが、年齢によって条件が変わります。
- 16歳未満 → 口座開設不可
- 16歳以上 → 一部の取引所で口座開設可能
- 18歳以上 → ほとんどの取引所が利用可能
- 20歳以上 → すべての取引所の利用可能
ただし、ここで重要なのは「誰でも自由にできるわけではない」という点です。
例えば16〜17歳の場合は、
- 親権者の同意が必要
- 提出書類が増える場合がある
- 一部機能に制限が設けられるケースがある
など、通常よりも条件が追加されることがあります。
なお、取引所によっては基本的な取引機能は通常と同様に利用できる場合もありますが、未成年の場合は各社のルールに従う必要があるため、事前に確認しておくことが重要です。
また、18歳以上であっても、一部の取引所では独自に「20歳以上」としているケースもあるため、事前確認は必須です。
年齢別|何歳から仮想通貨ができる?
未成年の仮想通貨取引は、年齢によってできることが大きく変わります。
16歳未満

16歳未満の場合、国内の仮想通貨取引所では自分名義の口座を開設することはできません。これは各取引所が設定している年齢制限によるもので、例外はほとんどありません。
そのため、仮想通貨に触れる方法としては、親名義で口座を開設してもらうか、まずは知識を身につける期間として活用するのが現実的です。無理に取引を始めるよりも、この段階で仕組みやリスクを理解しておくことで、後から安全に始めることができます。
16歳〜17歳

この年16歳以上になると、一部の国内取引所では口座開設が可能になります。ただし、誰でも自由に利用できるわけではなく、未成年特有の条件が設けられています。
一般的な本人確認書類(マイナンバー等)の提出に加えて、追加で
- 未成年の口座開設及び取引に係る同意書
- 未成年者と保護者の関係を示す書類
等の各業者が指定する本人確認書類が必要になります。
18歳以上

18歳以上になると、仮想通貨取引のハードルは大きく下がります。2022年の民法改正により、18歳から単独で契約が可能になったため、多くの取引所で親の同意なしに口座開設ができるようになりました。
これにより、取扱銘柄や取引方法の選択肢も広がり、通常のユーザーと同じように仮想通貨の売買が行えるようになります。ただし、一部の取引所では独自に20歳以上と定めている場合もあるため、事前に利用条件を確認しておくことが重要です。
20歳以上

20歳以上になると、年齢による制限は基本的になくなり、すべての国内取引所を自由に利用できるようになります。選択肢が広がることで、自分に合った取引所をより細かい条件で選ぶことが可能になります。
すべての国内取引所を自由に利用できるため、
- 手数料重視
- 取扱銘柄重視
- アプリ重視
など、自分の目的に合った選び方ができるようになります。
未成年が仮想通貨を始める方法

未成年が仮想通貨を始める方法は、大きく3つあります。それぞれメリットと注意点が異なるため、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。
①未成年対応の取引所を使う
16歳以上であれば、一部の取引所で自分名義の口座を開設することが可能です。この方法は、未成年が正規の手続きで仮想通貨を始める唯一の手段になります。
ただし、対応している取引所は限られており、提出書類も多くなる傾向があります。また、親権者の同意が必須となるため、事前にしっかりと相談しておく必要があります。
②親名義で口座を開設する
未成年が仮想通貨に触れる方法としては、この方法が現実的に多く利用されています。親の名義で口座を開設し、その口座を使って取引を行う形です。
ただし、この場合は法律上も税務上もすべて親の取引として扱われます。利益が出た場合の税金も親にかかるため、事前にルールを決めておくことが重要です。
③18歳(20歳)まで待つ
もっとも安全でトラブルが少ない方法が、年齢条件を満たすまで待つことです。特に18歳以上になると利用できる取引所が一気に増えるため、選択肢の幅が大きく広がります。
待っている間に仮想通貨の仕組みやリスクについて学んでおくことで、実際に始めたときの失敗を減らすことにもつながります。
未成年はどの取引所を選ぶべき?
未成年の場合、取引所選びは非常に重要です。というのも、年齢によって利用できる取引所が限られており、選択肢自体が少ないためです。
特に16〜17歳の場合は、「未成年に対応しているかどうか」が最優先の判断基準になります。対応していない取引所はそもそも口座開設ができないため、スペック比較以前の問題になります。
一方で、18歳以上であれば選択肢が広がるため、以下のような観点で比較することが重要です。
- アプリの使いやすさ
- 手数料の水準
- 取扱銘柄の豊富さ
- セキュリティや運営実績
また、公式サイトの情報だけで判断するのではなく、実際に利用しているユーザーの口コミを確認しておくことも重要です。出金のしやすさやサポート対応などは、実際に使った人の声でしか分からない部分も多くあります。
OKJ(オーケー・ジャパン)

OKJは、国内でも数少ない「16歳以上から口座開設に対応している取引所」のひとつです。未成年が自分名義で仮想通貨を始めたい場合、現状は唯一の選択肢になります。
特徴としては、取扱銘柄数が比較的多く、ビットコインやイーサリアムだけでなく、複数のアルトコインにも対応している点が挙げられます。未成年向けの取引所の中では、選べる銘柄の幅が広いのがメリットです。
ただし、追加の書類として口座開設には親権者の同意書が必須となり、本人確認に加えて保護者情報の提出も求められます。
BTCBOX(ビットコインボックス)
現在は長期間メンテナンスが続いており、新規口座開設が停止されている状態です。
BTCBOXは、以前は16歳以上から口座開設が可能な国内取引所として知られていました。ただし、現在は長期間メンテナンスが続いており、新規口座開設が停止されている状態です。
そのため、現時点では実質的に新規利用は難しい可能性があります。再開の見込みについても公式から明確な発表がないため、今後の動向を確認する必要があります。
過去には長年の運営実績があり、安定性の高さが評価されていましたが、現在は選択肢として考える場合は注意が必要です。
未成年が今すぐ仮想通貨を始めたい場合は、他の対応取引所を検討するのが現実的です。
口コミを確認してから口座開設するのがおすすめ
仮想通貨取引所を選ぶ際は、公式サイトの情報だけで判断するのではなく、実際に利用しているユーザーの口コミもあわせて確認しておくことが重要です。
公式サイトにはメリットが中心に掲載されていますが、実際の使い勝手やトラブルの有無は、利用者の声からしか分からない部分も多くあります。特に以下のような点は、事前にチェックしておきたいポイントです。
- 出金がスムーズにできるか
- アプリの操作性や不具合の有無
- サポート対応の質
- 手数料やスプレッドの実態
これらは実際に使ってみないと分かりにくいため、口コミを確認しておくことで、口座開設後のミスマッチを防ぐことができます。
未成年の場合は特に選択肢が限られているため、事前に評判を確認した上で、自分に合った取引所を選ぶことが重要です。
口座開設後に後悔しないためにも、事前に口コミを確認しておきましょう。
OKJの口コミ・評判を確認する未成年が仮想通貨をするメリット

未成年のうちから仮想通貨に触れることで、単なる利益だけでなく、将来に役立つ知識や経験を早い段階で得ることができます。ここでは、未成年のうちに始めることで得られる主なメリットを解説します。
金融リテラシーが身につく
仮想通貨を実際に扱うことで、お金の仕組みや市場の動きを実体験として学ぶことができます。価格がどのような要因で変動するのか、ニュースや経済状況がどのように影響するのかを、リアルな感覚で理解できるようになります。
学校では学びにくい「資産運用」や「リスクとリターンの関係」を早い段階で身につけられる点は、大きなメリットです。将来的に投資や資産形成を考える上でも、この経験は確実に役立ちます。
少額から始められる
仮想通貨は数百円〜数千円程度の少額から購入することができるため、大きな資金がなくても始められます。これにより、リスクを抑えながら実際の取引経験を積むことが可能です。
未成年のうちは大きな資金を動かすのではなく、少額で「仕組みを理解すること」に重きを置くのが重要です。仮に損失が出た場合でもダメージが小さいため、経験として次に活かしやすいというメリットもあります。
投資の基礎を学べる
仮想通貨の取引を通じて、投資における基本的な考え方を身につけることができます。例えば、「高値で買わない」「分散してリスクを抑える」「長期目線で考える」といった重要な考え方です。
また、感情に左右されずに判断する難しさや、損失を受け入れる重要性など、実際に経験しないと理解しづらい部分も学ぶことができます。
こうした経験は、株式投資や他の資産運用にも応用できるため、早い段階で身につけておく価値があります。
未成年が気をつけるべき注意点

未成年が仮想通貨を始める際は、メリットだけでなくリスクについても正しく理解しておくことが重要です。特に未成年の場合は、知識や経験が少ない状態で始めることが多いため、トラブルに巻き込まれないよう事前に注意点を把握しておく必要があります。
価格変動が大きい
仮想通貨は値動きが非常に大きく、短期間で価格が大きく上下する特徴があります。数日で数十%以上変動することも珍しくなく、タイミングによっては大きな損失につながる可能性があります。
特に初心者の場合は、価格が上がっているタイミングで焦って購入してしまい、高値づかみになるケースも多く見られます。こうしたリスクを避けるためにも、最初は大きな資金を投入するのではなく、少額から始め価格の動きに慣れることが重要です。
詐欺・トラブルに注意
仮想通貨はインターネット上で取引される性質上、詐欺やトラブルも発生しやすい分野です。SNSやDMでの「必ず儲かる」といった勧誘や、偽の取引所サイトに誘導するフィッシング詐欺などには特に注意が必要です。
一度送金してしまった仮想通貨は基本的に取り戻すことができないため、怪しい情報には安易に乗らないことが重要です。公式サイトのURLを確認する、二段階認証を設定するなど、基本的なセキュリティ対策も必ず行いましょう。
年齢詐称はNG
年齢制限を回避するために、年齢を偽って口座開設を行うのは絶対に避けるべきです。利用規約違反となるだけでなく、アカウントの凍結や資産の出金制限といったリスクがあります。
また、本人確認の段階で発覚する可能性も高く、その場合は口座開設自体ができません。安全に利用するためにも、必ずルールに従って正規の方法で口座開設を行うようにしましょう。
親の理解は必須
未成年が仮想通貨を始める場合、親の理解と協力は欠かせません。特に16〜17歳の場合は、口座開設時に親権者の同意が必要になるため、事前にしっかりと説明しておく必要があります。
また、トラブルが発生した場合や、税金の問題が発生した場合も、最終的には保護者が関わることになります。安心して取引を続けるためにも、ルールを共有し、相談できる環境を整えておくことが重要です。
未成年でも税金はかかる?

未成年であっても、仮想通貨で利益が出た場合は税金が発生します。年齢に関係なく課税対象になるため、「未成年だから大丈夫」と考えるのは危険です。
特に仮想通貨の利益は計算方法が分かりにくく、知らないうちに課税対象になっているケースもあるため、基本的なルールは事前に理解しておくことが重要です。
一定額を超えると確定申告が必要
主なポイントは以下で仮想通貨で利益が出た場合、一定の条件を満たすと確定申告が必要になります。
一般的には、給与所得者であれば年間の雑所得が20万円を超えると確定申告が必要とされています。ただし、未成年の場合はアルバイト収入の有無や所得状況によって条件が変わることがあるため、自分のケースに当てはまるか確認することが重要です。
扶養から外れる可能性あり
未成年の場合、特に注意が必要なのが「扶養」の扱いです。
仮想通貨で一定以上の利益が出ると、親の扶養から外れる可能性があります。扶養から外れると、親の税負担が増えるだけでなく、健康保険や住民税などにも影響が出る場合があります。
そのため、利益が出ている場合は早めに確認し、必要に応じて親と相談することが重要です。
親名義で取引した場合の税金はどうなる?
未成年が親名義の口座で仮想通貨を取引している場合、その利益は原則として「親の所得」として扱われます。
仮想通貨の税金は口座名義を基準に判断されるため、実際に取引を行っているのが未成年であっても、税務上は親が利益を得たとみなされます。そのため、利益が出た場合の確定申告も親が行う必要があります。
また、利益が大きくなった場合は、親の所得税や住民税が増える可能性があります。これにより、家計全体の税負担に影響が出る点にも注意が必要です。
未成年が親名義で取引を行う場合は、事前に税金の扱いについて共有しておき、トラブルにならないようルールを決めておくことが重要です。