仮想通貨の送金ネットワークを間違えたらどうなる?確認するポイントや注意点を解説

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困る男性
  • 送金でネットワークを間違えたかもしれない…
  • ウォレットに表示されない…

仮想通貨を送金したあとに「ネットワークを間違えたかもしれない」「着金しない」と気づくと、資産が消えたのではないかと不安になります。

仮想通貨の送金では、アドレスの正確な入力だけでなく送金ネットワークの選択も重要です。同じUSDTやETHでも、送金元と送金先で対応ネットワークが合っていないと、通常どおりに通貨が反映されません。

この記事では、仮想通貨の送金ネットワークを間違えたときに起こることやアドレス間違いとの違い、送金ミスしてしまった後に確認するポイント、送金前に確認しておきたい注意点を解説します。

目次
  1. 仮想通貨の送金ネットワーク間違いとは
  2. 仮想通貨の送金ネットワークを間違えるとどうなる?
  3. ネットワーク間違いとアドレス間違いの違い
  4. 送金ネットワークを間違えたか確認する方法
  5. 自分のウォレット宛に送金した場合の確認ポイント
  6. 取引所宛に送金した場合の対応方法
  7. 仮想通貨の送金ネットワーク間違いを防ぐ方法

仮想通貨の送金ネットワーク間違いとは

仮想通貨の送金ネットワーク間違いとは、送金する通貨・送金先アドレスは合っているものの、送金に使うネットワークを誤って選んでしまうことです。

ここでは、送金ネットワークの基本と、なぜネットワークの選択ミスで着金トラブルが起きるのかを解説します。

送金ネットワークは通貨を送るためのチェーンを指す

送金ネットワークとは、仮想通貨を移動させるために使うブロックチェーンのことです。

  • Ethereum(ERC20)
  • Tron(TRC20)
  • BNB Smart Chain(BEP20)
  • Polygon
  • Solana
  • Avalanche

仮想通貨は、銀行振込のように1つの共通ルートで送られるわけではありません。通貨によっては、複数のブロックチェーン上で発行・利用されているため、送金時にどのネットワークを使うかを選ぶ必要があります。

同じ通貨でも複数のネットワークに対応している場合がある

仮想通貨の中には、同じ銘柄名でも複数のネットワークに対応しているものがあります。

代表的なのがUSDTやUSDCなどのステーブルコインです。取引所やウォレットによっては、同じUSDTでもERC20、TRC20、BEP20、Polygonなど複数のネットワークが存在します。

画面上では同じ「USDT」と表示されていても、送金に使うネットワークが違えば、別のチェーン上のトークンとして扱われます。

そのため、送金元で「USDT」を選んだだけでは不十分です。送金先の入金画面で表示されている対応ネットワークと、送金元で選ぶネットワークを一致させる必要があります。

送金元と送金先の対応ネットワークが合わないと反映されない

仮想通貨の送金では、送金元と送金先のネットワークが一致していないと、送金先で通貨が通常どおり反映されません。

たとえば、送金先がEthereumのUSDT入金にしか対応していないのに、送金元からTronのUSDTとして送ってしまうと、送金先の入金画面には反映されないことがあります。

これは、通貨名が同じでも、実際には別のネットワーク上で送金処理が行われているためです。送金自体がブロックチェーン上で完了していても、送金先サービスがそのネットワークに対応していなければ、アカウント残高に反映されません。

ネットワーク間違いは、アドレスを正しく入力していても起こります。送金先アドレスだけでなく、送金先が指定しているネットワークまで確認することが重要です。

仮想通貨の送金ネットワークを間違えるとどうなる?

仮想通貨の送金ネットワークを間違えると、送金先で通貨が表示されなかったり、取引所の残高に反映されなかったりすることがあります。

ブロックチェーン上では送金が完了していても、送金先のサービスやウォレットがそのネットワークに対応していなければ、通常の入金として処理されません。

ここでは、ネットワークを間違えたときに起こる状況を解説します。

送金先ウォレットで通貨が表示されない

送金ネットワークを間違えた場合、送金先ウォレットで通貨が表示されないことがあります。

たとえば、送金元では送金完了と表示されているのに、送金先のウォレットや取引所では残高が増えないことがあります。

これは、送金自体が失敗したとは限りません。ブロックチェーン上では送金が完了していても、送金先がそのネットワークの通貨を表示・反映できない状態になっている場合があります。

自分のウォレット宛に送った場合は、表示するネットワークを切り替えたり、対象トークンを追加したりすることで確認できることがあります。

取引所では通貨が反映されないことがある

取引所宛に送金した場合、ネットワークを間違えると入金が反映されないことがあります。

取引所は、銘柄ごとに入金対応ネットワークを指定しています。同じUSDCでも、取引所がERC20の入金にしか対応していない場合、TRC20やBEP20で送金しても通常の入金として処理されません。

この場合、ブロックチェーン上では送金が完了していても、取引所のアカウント残高には反映されません。

対応できるかどうかは、送金先の取引所やネットワークの状況によって異なります。送金後に気づいた場合は、送金履歴やトランザクションIDを確認し、取引所のサポートに問い合わせる流れになります。

ネットワーク間違いとアドレス間違いの違い

仮想通貨の送金ミスには、ネットワークを間違えるケースと、送金先アドレスを間違えるケースがあります。

どちらも「送金した通貨が反映されない」という状態になりやすいですが、ミスの内容は異なります。

ここでは、ネットワーク間違いとアドレス間違いの違いを解説します。

ネットワーク間違いは送金ルートの選択ミス

ネットワーク間違いは、送金先アドレスは合っているものの、送金に使うネットワークを誤って選んでしまうミスです。

たとえば、送金先ではERC20のUSDT入金アドレスを確認していたのに、送金元でTRC20を選んで送ってしまうケースが該当します。

この場合、通貨名は同じUSDTでも、実際には別のネットワーク上で送金されています。送金先サービスがそのネットワークに対応していなければ、通常の入金として反映されません。

自分のウォレット宛に送金していて、同じアドレスを複数ネットワークで管理できる場合は、表示ネットワークの切り替えやトークン追加で確認できることがあります。

アドレス間違いは送金先そのものの入力ミス

アドレス間違いは、送金先アドレスそのものを誤って入力してしまうミスです。

たとえば、コピーしたアドレスの一部が欠けていたり、別の人のアドレスを貼り付けていたり、過去に使った別サービスのアドレスへ送ってしまったりするケースがあります。

仮想通貨のアドレスは長い文字列で管理されるため、見た目だけで正しいか判断しにくいです。送金前には、アドレスの先頭と末尾だけでなく、送金先画面からコピーしたものかどうかも確認する必要があります。

なお、送金先アドレスそのものを間違えたときにどうなるのか、また、送金前の注意点については下記の記事で詳しく解説しています。

仮想通貨の送金でアドレスを間違えたら?送金前の注意点を解説 仮想通貨の送金でアドレスを間違えたら?送金前の注意点を解説 送金でアドレスを間違えたかもしれない… 送金履歴では完了になっているのに、ウォレットに着金されない… 仮想通貨...

送金ネットワークを間違えたか確認する方法

仮想通貨が送金先に反映されない場合は、まず送金履歴を確認し、どの通貨をどのネットワークで送ったのかを整理します。

送金が遅れているだけなのか、ネットワークを間違えているのかは、送金履歴やトランザクションID、送金先サービスの対応ネットワークを確認することで判断しやすくなります。

ここでは、送金ネットワークを間違えた可能性があるときに確認するポイントを解説します。

送金履歴で通貨・数量・送金先アドレスを確認する

まずは、送金元の取引所やウォレットで送金履歴を確認します。

送金履歴では、送金した通貨、数量、送金先アドレス、送金日時、選択したネットワークを確認します。取引所によって表示項目は異なりますが、ネットワーク名やチェーン名が表示されている場合があります。

たとえば、USDTを送金した場合は、USDTの数量だけでなく、どのネットワークで送金したのかを確認します。

送金先アドレスが正しくても、選択したネットワークが送金先の対応ネットワークと違っていると、通常どおりに反映されません。通貨名だけで判断せず、ネットワーク名まで確認しましょう。

トランザクションIDで送金状況を確認する

送金履歴にトランザクションIDが表示されている場合は、ブロックチェーン上の送金状況を確認できます。

トランザクションIDとは、ブロックチェーン上の送金記録を確認するための番号です。取引所やウォレットの送金履歴では、TxIDや取引IDと表示されることもあります。

トランザクションIDを使うと、送金がブロックチェーン上で処理済みなのか、まだ承認中なのかを確認できます。送金完了になっている場合、送金元側でキャンセルすることはできません。

確認する際は、送金に使ったネットワークに対応したブロックチェーンエクスプローラーを使います。EthereumならEtherscan、TronならTronscan、BNB Smart ChainならBscScanのように、ネットワークごとに確認先が異なります。

送金先サービスの対応ネットワークを確認する

送金履歴とトランザクションIDを確認したら、送金先サービスの対応ネットワークを確認します。

取引所に送金した場合は、送金先の入金画面で対象通貨を選び、対応しているネットワークを確認します。同じUSDTでも、取引所によって対応しているネットワークは異なります。

送金元で選んだネットワークと、送金先が対応しているネットワークが一致していれば、反映待ちや確認処理中の可能性があります。一致していない場合は、ネットワークを間違えて送金した可能性があります。

ネットワークを間違えていた場合は、追加で送金したり、同じ操作を繰り返したりせず、送金履歴、トランザクションID、送金先アドレス、選択したネットワークを整理して、送金先サービスのサポートに確認しましょう。

自分のウォレット宛に送金した場合の確認ポイント

自分のウォレット宛に送金した場合は、取引所宛に送金した場合とは確認方法が異なります。

MetaMaskなどの自己管理ウォレットでは、同じアドレスを複数のネットワークで使えることがあります。そのため、送金先アドレスが自分のウォレットで合っていれば、表示ネットワークを切り替えることで通貨を確認できる場合があります。

ここでは、自分のウォレット宛に送金した場合に確認したいポイントを解説します。

ウォレットの表示ネットワークを切り替える

まずは、ウォレットで表示しているネットワークを確認します。

上記の画像(メタマスク)では、表示ネットワークが「すべてのネットワーク」になっているため既に登録されているネットワークに入っている資産をすべて見ることができます。

ただし、下記の「他のネットワーク」に含まれるネットワークや、カスタムネットワークで追加するネットワークの場合は、主要ネットワーク一覧に追加する必要があります。

今回はメタマスクの画像を用いていますが、ウォレットや通貨によって対応ネットワークは異なります。表示ネットワークを切り替える前に、使っているウォレットが該当ネットワークに対応しているかも確認しておきましょう。

対象トークンが表示されているか確認する

ネットワークを切り替えても通貨が表示されない場合は、対象トークンがウォレット画面に追加されているか確認します。

自己管理ウォレットでは、ネットワーク上にトークンが存在していても、ウォレット画面に自動表示されないことがあります。この場合、対象トークンを追加すると残高を確認できる場合があります。

たとえば、Polygonネットワーク上のUSDTを受け取った場合、Polygonに表示ネットワークを切り替えたうえで、USDTのトークン情報を追加する流れになります。

トークンを追加する場合は、公式サイトや信頼できるブロックチェーンエクスプローラーでコントラクトアドレスを確認してください。検索結果やSNSに掲載されている情報をそのまま使うと、偽トークンを追加してしまうおそれがあります。

取引所宛に送金した場合の対応方法

取引所宛に仮想通貨を送金した場合は、自分のウォレット宛に送金した場合と対応が異なります。

取引所の入金アドレスは、取引所側が管理しています。そのため、ネットワークを間違えて送金した場合、自分でウォレットの表示ネットワークを切り替えて確認することはできません。

ここでは、取引所宛に送金したあとにネットワーク間違いの可能性がある場合の確認方法を解説します。

取引所の入金対応ネットワークを確認する

まずは、送金先の取引所が対象通貨でどのネットワークに対応しているかを確認します。

上記の画像を例にした場合、USDC(ERC20)の入金に対応していても、その他のネットワークによる入金には対応していません。

対応していないネットワークで送金していた場合、通常の入金として反映されません。追加で同じ通貨を送る前に、送金履歴と対応ネットワークを確認しましょう。

入金履歴に反映されているか確認する

次に、送金先取引所の入金履歴を確認します。

取引所によっては、入金処理中、承認待ち、確認中などのステータスが表示されることがあります。送金元では完了していても、取引所側で必要な承認数に達するまで入金反映されない場合があります。

入金履歴に表示されていない場合は、送金ネットワークの間違い、アドレスの間違い、メモやタグの入力漏れなどが考えられます。

ただし、反映されない理由を画面だけで判断できないこともあります。送金元の履歴とトランザクションIDをあわせて確認し、送金先取引所の案内と照らし合わせてください。

サポートに問い合わせる場合は必要情報を準備する

取引所宛の送金でネットワークを間違えた可能性がある場合は、送金先取引所のサポートに問い合わせます。

問い合わせる際は、送金した通貨、数量、送金元、送金先アドレス、選択したネットワーク、トランザクションID、送金日時を整理しておくと説明しやすくなります。

取引所によっては、誤送金の調査や返還対応に手数料がかかる場合があります。また、ネットワークや通貨の状態によっては、対応できないケースもあります。

サポートに問い合わせる場合でも、シードフレーズや秘密鍵を伝える必要はありません。取引所を名乗る偽サポートやSNSのDMには注意し、公式サイトやアプリ内の問い合わせ窓口から連絡しましょう。

仮想通貨の送金ネットワーク間違いを防ぐ方法

仮想通貨の送金ネットワーク間違いは、送金前の確認で防げるミスです。

送金後に気づいても、送金元からキャンセルできないため、通貨名、送金先アドレス、送金ネットワークを分けて確認することが大切です。

ここでは、送金ネットワークの選択ミスを防ぐために確認しておきたいポイントを解説します。

送金先の入金画面で対応ネットワークを確認する

送金前には、必ず送金先の入金画面で対応ネットワークを確認します。

同じ通貨でも、取引所やウォレットによって対応しているネットワークは異なります。送金元で選べるネットワークと、送金先が受け付けているネットワークが同じとは限りません。

送金元の画面でネットワークを選ぶ前に、送金先の入金画面で対象通貨を選び、表示されたネットワークを確認してください。

少額でテスト送金する

初めて使う取引所やウォレットに送金する場合は、少額でテスト送金してから本送金する方法があります。

テスト送金とは、最初に少ない金額だけを送って、送金先に反映されるか確認する方法です。問題なく反映されたことを確認してから残りを送れば、ネットワーク間違いやアドレス間違いによる被害を抑えられます。

ただし、テスト送金にも送金手数料がかかります。送金する通貨やネットワークによっては、手数料の負担が大きくなることがあります。

大きな金額を送る場合や、初めて使うネットワークで送金する場合は、手数料とのバランスを見ながらテスト送金を行いましょう。

アドレスとネットワークをセットで確認する

仮想通貨を送金するときは、アドレスだけでなくネットワークもセットで確認します。

送金先アドレスが正しくても、ネットワークを間違えると通常どおりに反映されないことがあります。反対に、ネットワークが合っていても、アドレスが間違っていれば別の宛先に送金されます。

送金前には、送金先の入金画面からアドレスをコピーし、送金元に貼り付けたあと、通貨名、ネットワーク名、アドレスの先頭と末尾を確認しましょう。

また、リップルのような一部のメモやタグが必要な通貨を送る場合は、入力漏れがないかも確認してください。メモやタグの必要有無は、送金先の入金画面に表示されます。

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